佐賀牛ほど上品かつ豪快な和牛はないだろうと思わせるほど、

心に残る素晴らしい焼肉である。






●佐賀牛(さがぎゅう)


佐賀牛(さがぎゅう)は、

佐賀県農業協同組合(JAさが)管内の肥育農家で飼育される黒毛和種の和牛のうち、

一定の基準を満たした場合に呼称が許される牛肉の名称。日本食肉格付協会の格

付けを用いた呼称制限では、仙台牛に次ぐ全国2番目の厳しさを誇る超高級銘柄牛

肉である。佐賀県内のJA再編に伴い、原則としてJAさが管内の牛のみが対象となっ

ており、流通の窓口となっているのはJAさがの畜産販売課。



●佐賀牛(さがぎゅう)の定義


(品種)

黒毛和種



(地理的表示)

JAグループ佐賀管内(原則としてJAさが管内のみ)肥育農家が飼育



(格付け)

社団法人日本食肉格付協会の定める取引規格の肉質等級において、

「5」等級または「4」等級のBMS「No.7」以上









●佐賀牛(さがぎゅう)の歴史

佐賀牛は佐賀県で生産されている和牛の中で、

一定の基準を満たした場合にのみ、つけられる名称です。

その基準は非常に高く、超高級銘柄牛肉として知られています。

佐賀牛の歴史は1983年から始まります。

肉牛の品質について研究をおこなった結果、

現在の佐賀牛の基礎となった牛肉が出来上がりました。

翌年これを佐賀牛として出荷スタート、

その後は佐賀牛として格付け基準を設け、

『味にサガでる「佐賀牛」』『サガし求めて究極の味「佐賀牛」』


というキャッチコピーでCMや新聞・雑誌にて広くアピールした結果、

その高い品質が人気を博し、

現在の地位を確立するに至っています。

近年はその人気が海外に及び、

香港やアメリカに輸出を行うまでになっています。

佐賀牛は、柔らかい赤みに風味漂う脂肪が入った霜降り肉は、

ステーキやしゃぶしゃぶなどで素材を充分に楽しむことが出来ます。

なお、佐賀牛に少し劣るものの、

高い基準を満たしている佐賀県産の牛肉は、

佐賀産和牛という名称で区別されています。