仙台牛、それは日本で最も肉質ランクの高い肉と言っても過言ではない。

焼肉、すき焼き、しゃぶしゃぶで仙台牛の味を堪能しましょう。




仙台と言えば、牛タンでお馴染みだが、

実は”仙台牛(仙台牛)”は日本で最も超高級ブランドであることは余り知られていない。

仙台牛は、日本で唯一、肉質等級が最高位の【5】に格付けされており、

肉質等級が【5】でないと仙台牛と呼ぶことが出来ないのである。

従って、仙台牛=超高級肉、超高級焼肉と言える。

仙台牛は、宮城県特別表示認証食品に認証されており、地域団体商標も取得済みである。


仙台牛の定義


(品種)

仙台牛は、黒毛和種であること。


(生産技術)

仙台牛は、仙台牛生産肥育体系に基づいて、

個体にあった適正な管理が行われていること。


(地理的表示)

仙台牛は、宮城県で肥育されていること。


(格付け)

日本食肉格付協会枝肉取引規格が「A-5」及び「B-5」である牛肉のこと。


仙台牛の定義補足


(品種)では「黒毛和種」(和牛)としているが、

仙台牛は肉質の良かった茂重波号から血統が派生している。


 (地理的表示)では肥育のみに言及しているが、

全ての定義を満たして仙台牛となった肉牛の雌親は100%宮城県産であり、

雄親も約90%が宮城県産である。

「宮城」ではなく「仙台」が銘柄の名称に採用されているのは、

「仙台」の方が県外での訴求力が強いからである。


●仙台牛は格付けが最も重要な項目




仙台牛と呼称されるには定義4(格付け)が重要である。

仙台牛は、日本食肉格付協会の肉質等級において、

最高の5等級を満たす場合のみ呼称が許される。

そのため、仙台牛であることが即ち超高級牛肉であることの証となっている。

また、「歩留等級C」、すなわち、肉牛の体格が小さいために取れる枝肉の量が少ない場合は、

「肉質等級5」であっても仙台牛とは呼称できない。

結果、A-5およびB-5の牛肉のみ仙台牛との呼称を得られる。